2013年7月18日木曜日

ある農産物生産会社 社長の発言->「農業には他産業で使えない人間が集まる」

農業に、直接かかわって4年目ですが、その間に、いろいろ見聞きし、多くの人と係ってきましたが、そのなかで、著名な農産物生産会社 社長の標題の発言がありました。

これについては、私は、半分は合意できると思っているし、

半分は、誤りだと思っています。

半分の合意とは、むずかしいけど、実際にそのように思われても仕方がない

転職履歴を持つ人が多い事。

そして、農業なり、種苗会社に務めたりしても、すぐにいなくなる。

そんな実態を見ていると、そのように思う。

間違っていると思うのは、農産物生産の会社にしても、農業関連は給料が安すぎる。

したがって、人材が根付かない。必然的に、人の出入りが多くなる。

結果的には、良い成果を出す前に、やめていくから、経営者から見ると、上記のような発言になる。


問題は、

農業生産の生産性が低く、コストに対する利益が低いことにある。

従って、その生産物を利用する次の工程も生産性が低いために、やはり収益があがらない。

当然、給料は、低いので、人は集まらない。定着しない。

このサイクルを止めることが大事だが、これからの少子高齢化のなかで、ますます若い人は、

農業以外の産業を選択することになるから、、、、


僕のように、自分のしたいことをするために、半年働くというライフスタイルを、

作るにはいい仕事なのだが、、、

ただし、子育てが終わったり、借金がないないなどの、ベースがあることが前提。


子供の養育も含めて生活するには、農業という職業は、過酷だ。

農協の為に、農業をしている人も、多いのではないだろうか?

そもそも、農協は、何のためにあるのか?


IT業界も似たところがあって、受託ビジネス中心の会社が多い日本においては、

いずれ、農業と同じことは、起こる。その理由は簡単で、僕が自動プログラミングを開発して、

普及させるから、、、、

日本は、イノベーションを継続的に持続して、製品を生み出す国にならないと、いけない。

製品を沢山生み出せば、そのなから、様々なビジネスが起こる。もちろん、全部の製品が成功するわけではない。

しかし、「生み出す」、これが、本当の力。


受託ソフトを、いつまでも、夜遅くまで、作っていてはいけない。

//EOM


2 件のコメント:

  1. > 問題は、
    > 農業生産の生産性が低く、コストに対する利益が低いことにある。
    > 当然、給料は、低いので、人は集まらない。定着しない。
    > このサイクルを止めることが大事だが、これからの少子高齢化のなかで、ますます若い人は、
    > 農業以外の産業を選択することになるから、、、、
    > 僕のように、自分のしたいことをするために、半年働くというライフスタイルを、作るにはいい仕事なのだが、
    > それは、子育てが終わったり、借金がないないなどの、ベースがあることが前提。
     
     数年前まで就農者の平均年齢は65歳と聞いていたのですが、先日報道された記事に
    は68歳と掲載されていました。ますます農村の高齢化は深刻なものになっています。
    貴兄の言う「農業生産の生産性が低く、コストに対する利益が低いことにある。」という
    原因を作り出しているのも、高齢な農業者なのかもしれないと思います。
     高齢者は若い農業者が出荷できないような価格でも農産物を市場へ持ってゆきます。
    貴兄のように子育てが終わり、脱サラや定年退職された農家は多少価格が低くても、
    生活が成り立ってしまいます。若い農業者はそれができません。
    『子供たちを上の学校に進ませたい』とか『借金が長年の間に膨れ上がってしまった』
    とか問題を抱えていると、農外収入を考えてしまいます。資格や他産業で活かせる能力
    がある人から離農してゆきます。
     つまり、高齢な農家が若い人を農業から追い出しているのかもしれないとも思います。 

    返信削除
  2. コメントありがとございます。

    >つまり、高齢な農家が若い人を農業から追い出しているのかもしれないとも思います。

    現象的の一方の側面を見れば、その通りだと思います。
    他方では、安ければ「なんでも、いい」と考えて購入する消費者が大半を占めています。その意味で、悪循環が発生していると思います。98円の赤黒いミニトマトを、日常の食生活で食べる子供は、将来、どのような食生活になるのか、心配します。
    私は、市場価格より高い価格で販売するためにいろいろ工夫し、実現していますが、ほとんど方や農協なども、そのような工夫はしていないと思います。
    一方で、農水省も、こんなあほな研究でを、平気でします。
    http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h21_h/trend/part1/zoom/zoom_67.html
    機械の為に、トマトを人手で置きなおす。そんな発想、どうすれば出てくるのかわかりません。
    つまり、農業界全体の構造的な問題が、若い人が農業で生計を立てれないようにしています。と、私は考えています。
    それを、技術者として解決するために、低価格ロボット開発、低コストトマト栽培法の開発と、実証の実践をしています。
    これから、高齢者の引退が始まり、農地が余る時代に、農業者の生産性が3倍に上がり、コストも削減できれば、収益は楽に2倍以上になります。
    つまり、若い人が、農業をベースにライフプランを考えられるようになります。
    それを実現したいと、日々努力をしています。
    私の技術者としての、最後の仕事だと思っています。
    今後とも、ご愛読いただけますように、お願い申し上げます。
    コメント、ありがとうございました。

    返信削除