大規模な、組織調査結果を使った、
コンサルティングメソッドを開発して、コンサルビジネスも立ち上げた。
MITのSloan Schoolとも、共同研究ができたし、とってもエキサイティングだった。
会社初のサービス商品にもなった。
いまだからいうけど、IBMからもヘッドハンティングの話があった。
なぜ?
「日本では、理解されていないけど、メッソドビジネスが一番利益が良い」
「日本で、それを実際にやっているのは、君だから」
うれしかったけど、提示されたポジションに驚いて、きっとつぶれると思って、
丁重にお断りした。
調査の中で、自分の会社の事をよく知らない、そして自分自身のCore Competenceも知らない社員が多いこともわかってきた。
また、経営は、機動的な経営を求めており、社内のリソースが有効に活用できていないことも
認識していた。
コンサルティングメソッドと、その部分をつなぐITツールも作った。
最初は、「なんだこれ?」 説明してもわかってもらえない。。。。
ところが、ある時、脚光をあびた。
J-Sox対応のシステムとして、さすがに、僕も「えっ!」
結果的には、上場企業の多くに導入された。グローバルに使われている。
そして、今も機能拡張しながら、ソリューションの中核ソフトの一つとして、販売されている。
その会社のリクルートのページには、そのソフトを担当している若い技術者のインタービューがのっていた。
もともとの開発者の私としては、とっても複雑な思いになった。
多分、彼は、僕の事も知らないし、製品名が決まったバトルと経緯もしらない。
ただ、僕が目指した根っこは、認識してくれているようだ。
それ以上に、その製品に愛着を持っていてくれることが、とっても嬉しかった。
企業の経営の基本形の一つとして、
Maximize Knowledge
Optimize Resource
Minimize Cost
3つの見方ができる。でも、基本は、Maximize Knowledge
ここでいう Knowledgeとは、知 である。
でも、日本の企業は、それを大切にしていない。
社員の能力を最大限に発揮させるマネジメントに意識が薄い。
実は、これが最も重要な事なのに、
年度ごとの、収益と利益だけが、目標になる。
でも、その基本は、組織を構成する社員がどれだけ、個々の能力を発揮できる
マネジメントをしているか?なのだが、、、
ますます、マネジメントは硬直し、悪循環が始まっている。
これからのグローバル時代に生き残れる企業は、イノベーションを通じて
顧客創造できる企業だけ。
イノベーションとは、遠いマネジメントが、広がっている。
//eom
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