マニュアルは、はっきり言って初めて触る人が理解できるように、書いていない。
自分なり整理の第二弾。
3D Printerのモデリングデータ(.stl)が、できた後の手順と設定を自分なりに整理。
説明のデータは、MakerBotのThingiverseから、ダウンロードした下記のデータです。
It's Miku! by teamtestbot, published
このデータを使ったのは、友達がミクが欲しいと言っていたので、
誕生日プレゼントで出力する必要があったから。
基本的な手順は、次の3つ。
手順1 MakerWareで、3D Printerデータ生成
手順2 Riplacator 2Xで出力
手順3 Raft、Supports の除去
手順1
MakerWareに、STLデータを読み込んで、出力設定をする。
起動して、データを読み込むところまでは、省略します。
画面の「M」ボタンを押下すると、上の設定画面が現れます。
"Raft" と "Supports"を指定しています。
Resolutionという意味とは、まったく関係ない項目。
Raft は、出力する”モノ”を置く、敷物みたいなものを、出力するか、しないかの指定。
下の写真の一番したの平べったいもの。
これが結構大事で、ABSの場合、直接Plateに出力するより、この上に出力した方が良い。
直接Plateに出力すると、Plateの熱により剥がれたりして、悲惨なことになる。
僕は、経験上(4日だけど)、必ず指定している。Plateが冷めてから、Raftを摘まんで
少しづつ出力した”モノ”をはがしながら、取り出す
出力直後は、Plateに密着している。冷めてから、丁寧に剥がす。 |
Supports は、Plateと、出力する”モノ”の間に支持する部分をソフトで生成するときに設定する。
下の写真は、出力するデータを横からみもの。
この場合、Plateに接しているのは、右下のみである。
下から、3D Printしたときに、左部分が作成できなし、全体が出力する前に、倒れてしまう。
そうならないように左したに支持する部分を作らないとならない。
もちろん、モデリング時点で作ることも可能であるが、
そんなことをするより、Supportsで指定すれば自動的に作ってくれるので、手間がかからない。
また、モデリングも本来のデータだけで済む。
MakerWareの画面。よくできたソフトウェア このような、ソフトウェア含めて、MakerBotのノウハウは、他のメーカには無いと思う |
もちろん、ピラミッドのような、底面がPlate全体に接するものは、必要ない。
この2点が、マニュアルには書いていないが、実際の出力をするときには大切な事。
Layer Heightは、ヘッドから射出するABSの厚さ。この厚さが、薄ければ表面はなめらになり。
値が大きければ、表面は段差が付くようになる。下の写真では、判別しにくいかもしれないが、
下の写真は、上の写真のLayer Heightの、2倍の値で指定しているので、顔のひだが少ない。
つまり、荒い。
時間も、ほぼ2倍かかる。従って、0.1mmと、0.2mmと、フィギュアなどの時に使うくらいか、
その方が、着色前の表面の研磨が楽になると思う。
ロボットの部品は、比較的直線も多く、大きいので0.4mm以上で良いのではないかと思う。
ただし、強度の関係があるので、そこま経験的にノウハウを蓄積する必要がある。
Layer Height 0.2mm 出力2時間 |
Layer Height 0.4mm 出力1時間 |
これ以外の項目は、大体わかるし、変更する必要もない。
私は最初に、この3つを理解していなかったので、2日間試行錯誤した。
手順2 Replicator 2X で出力
これは、もう単純で、MakerWareが作成した、4データをSDカードにいれて出力指示するだけ。
ただし、出力の最初3分から5分くらいは、見ていた方が良い。おかしかったら、cancelする。
手順3 Raft、Supports の除去
ABSの場合には、Plateが110度に加熱されているので、冷めるのをまってPlateから
丁寧に剥がす。その後は、以下の写真を参照して、Raft、Supportを取り除いて下さい。
よく切れる道具を使ってください。
Raft と、 supports が付いている |
垂れ下がっているように見えるのが、 supports |
Raft (right) |
supports を取り除く |
とりあえず、こんな感じ、 着色するためには、研磨する必要がある。 |
Peace!!
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