2021年10月30日土曜日

僕が村上春樹を読まなくなった理由

 あくまでも、僕の場合

風の歌を聞け

1973年のピンボール

羊をめぐる冒険

初期の3部作。特に上の2作を読んだ時は、自分の中の「本当はこうしたいんだ」と思っている、もう1人の自分と出会った様で吸い込まれる様に、その本の空間に入り混んだ

羊をめぐる冒険は、ピンクの羊が大学時代に付き合っていた、新宿の文化服装学院でデザイナーを目指していた、とんがったちょっと変わった彼女と重なり、もう1人の自分ではなく、その彼女と本の空間の中でデートしているようだった。

その後の作品も、ノルウェーの森までは、作品の空間を共有できた。村上春樹の作品の空間で、現実社会で生きざるおえない自分の中から、本当らしい’僕’が羽を伸ばせる解放感を楽しんでいた。

村上春樹に興味を持ち、彼が好きだという作家の本も読んだ

トルーマン・カポーティ

スコット・フィッツジェラルド

カポーティ、フィッツジェラルドの作品もそれぞれの空間が好きになり、特に彼の空間にある狂気が、自分の隠れていた’僕’の狂気のようで、のめり込んでしまった。

そして、サリンジャー

もちろん、「ライ麦畑でつかまえて」は、読んでいたし、俗世と離れて生活している事も知っていた。

そして

Franny and Zooey

知ってしまった。

バナナボートで、俗世から離れたしまったサリンジャーを、

Frannyのように追う彼の姿を。。。


あとは、少しづつ、続けます。。。

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